【ママのための妖怪かるたワークショップ in 奈良】
今週はしばしの帰省を兼ねて、奈良の実家にきています。
妖怪ワークショップのために夏が戻ってきてくれたんですかね(笑)
ここ数日、季節外れの暑さが戻ってきて日中は長袖だと汗ばむほどです。
そんな陽気に包まれるなか、奈良県の大淀町地域子育て支援センターにて妖怪かるたのワークショップを開催させていただきました。私はおとなりの下市町で生まれ育ったのですが、大淀町は幼馴染が住んでいたり、母が長年勤めていた地域でもあったりと、とても馴染みのある町です。
今回は思いがたくさん詰まったふるさとでのご縁もあり、赤ちゃんクラスのママさんに妖怪かるたを制作していただきました。
強いて言うなら今回のテーマは「子育てのイライラ」でしょうか。。。笑
みなさん、妖怪のタネを書き出すシーンでは、最初はどうしていいのか戸惑われている様子だったのですが、ベビちゃん時期特有の悩みがポツリポツリ、じわりじわりと出てきたので、ちょっと一部を抜粋。
なかなかゲップをしてくれない
おでかけ直前でウンチ(笑)
なんでも手で食べた〜い
カタが重い
つきまとい
タネというより、もうそのままで妖怪ですね(笑)
次はいよいよ制作。いつもならじっくり集中する時間なのですが、ベビちゃんたちの様子に合わせて、無理せず制作していただきました。
できるだけママが集中できるように、スタッフの皆さんが、総出でベビちゃんたちのお相手をしてくれていました。
タイミングよく寝てくれた子もいたり、ママのそばを離れない子もいたり、ママと遊び場をいったりきたりする子もいたり、ずーっとおもちゃであそんでいる子もいたり。
いつになくにぎやかな制作の時間。
しばらくすると、あちこちから妖怪たちが現れてきました。
あんなに最初戸惑っていたママたちなのに、しかも傍でベビちゃんたちのお相手をしながらなのに、生まれてきた妖怪たちがこれまた素晴らしくて、、、私はまたもや失神しそうでした(笑)。
毎度ながらちょっとだけ堅苦しいお話をすると、ワークショップでは、「かるたづくり」の形式をとった「問題の外在化」ということを目指しています。
自分のなかにあるマイナス面を、自分から切り離して外に出してしまう。
外在化したものに、妖怪として形を与えて、名前を与えて、ここがポイントなんですけど、笑い飛ばしてしまう。自分の外に出すことで、スッキリするんです。
と同時にできあがった妖怪をみて、自分を俯瞰してみる。
何かイライラした時、感情に飲まれそうなとき、
「出たなっ妖怪」とつぶやいてフフフと笑う。
そうやって、日々の子育てのイライラやモヤモヤを妖怪に背負ってもらい、さあ、もうちょいがんばるか〜と気持ちを切り替えていけるといいですよね。
これからも妖怪たちのユーモラスでちょっと肩の力が抜けた世界観を借りて、子育てや仕事場など、少し気持ちも窮屈になりがちな現場で、お役にたてればと思っています。
素敵な妖怪かるたをつくってくださったママさん、ベビちゃんたちのお相手をしてくださった大淀町地域子育て支援センターのみなさん、ありがとうございました。
何度も車で通ったことがある地域なのに、恥ずかしながらこんな素敵な子育て支援センターがあるなんて全く知りませんでした。また呼んでくださいね。
ではではごきげんようか〜い!
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◆大淀町地域子育て支援センターさんのFBページにもワークショップの様子が掲載されています↓↓↓
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