保育士さんのためのワークショップを開催しました!

ポカポカあたたかい昨日の昼下がり、北嶺町保育園にてワークショップを開催させていただきました。

北嶺町さんとはもう5年のお付き合いになるのですが、毎年お正月の季節になると、年長組の子供たちと妖怪かるた大会をして遊んでいます!

今回は園長先生からのリクエストとして、「普段と違う時間と空間を先生たちにも」ということで、いつも子供たちのお世話に奔走されている保育士のみなさんに妖怪かるたを制作していただきました。

ちょうどハロウィンの季節、お部屋の天井からは子供たちが制作したおばけやこうもりがお出迎え。ワークショップに合わせて笑ったりゆらゆら踊ったり、ちゃっかり参加してくれていました。


今回のテーマは「自分にとり憑いている妖怪」。最初のモヤモヤを吐き出す時間からすでに爆笑で、先生からは妖怪のタネが出るわ出るわ…ちょっと一部を抜粋。


なんでもあとまわしにしてしまう

もの忘れがはげしい

せんたくものの山…ピラミッド

ねすぎてしまう…


私たち含め、その場にいる全員が大きくうなずいていました(笑)

制作に入ると打って変わって静かな時間が流れ、しばらくすると、あちこちから妖怪たちの姿が現れてくるのです。

私にとって一番好きな時間のはずなのですが、先生たちから生まれてきた妖怪のクオリティが半端なくて、ここだけの話、私は失神しそうでした(笑)。

ちょっとだけ堅苦しいお話をすると、ワークショップでは、「かるたづくり」の形式をとった「問題の外在化」ということを目指しています。

自分のなかにあるマイナス面を、自分から切り離して外に出してしまう。

外在化したものに、妖怪として形を与えて、名前を与えて、ここがポイントなんですけど、笑い飛ばしてしまう。自分の外に出すことで、スッキリするんです。


と同時にできあがった妖怪をみて、自分を俯瞰してみる。


何かイライラした時、感情に飲まれそうなとき、「あ、今、わたしにあの妖怪が憑いてる」って俯瞰して、フフフと笑う。

そうやって、重たい感情を妖怪に背負ってもらって、さあ、もうちょいがんばるか、と気持ちを切り替えていけるといいですよね。


私も、すぐに切り替えられない日もありますが、無理矢理にでも「出たなっ妖怪」と言ってフフフと笑う、毎日その繰り返しです(笑)


これからも、妖怪たちのユーモラスでちょっと肩の力が抜けた世界観を借りて、子育てや仕事場など、少し気持ちも窮屈になりがちな現場で、お役にたてればと思っています。


北嶺町保育園の先生方、保育時間中のお忙しい時間に参加してくださりありがとうございました。先生たちのつくった妖怪かるたで、子供たちと一緒に遊んでみてくださいね。


年が明けて、今度は年長組の子供たちに会えるのを楽しみにしています。

ではではごきげんようか〜い!

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